成果実績

NAGOYA WOMEN STARTUP LAB.

溝渕 史乃(株式会社フィトレメディ)

2022.03.07 更新

経歴

大学卒業後、人材系の法人営業に従事。結婚を機に東京から名古屋へ転居し、オーガニックコスメメーカーに転職。在職中の2014年に出産。育休復帰後、自身の体調不良と子どもの長引く肌荒れを経験したことにより「肌だけではなく身体の中から美容と健康をとらえよう」と独立。編集業の傍ら、植物療法や漢方のスクールに通い、母子ともに健康を取り戻す。2019年より植物療法の講座を行う中、ライフスタイルに気軽に取り入れられるアイテムの必要性を実感。2021年オーガニックコスメブランド「MANARI」をスタート。

新規事業の内容

仕事に家事に育児、場合によっては介護。30~50代の女性は「人生の役割」が多く、女性ホルモンの影響で体調が不安定になりやすい時期でもあるのに、自分に構う時間がない。そんな女性たちへ、産後のわたし自身も助けてもらった植物療法をベースに、ハーブやアロマを使った「植物セルフケア」を伝え、実践できるような事業を展開しました。具体的には、植物セルフケアを簡単に取り入れることができるプロダクトブランド「MANARI」の運営と、学びたい人向けに心身の仕組みや植物セルフケアの手法を伝えるスクール「PHYTO REMEDY SCHOOL」を主宰しています。

参加当時の現状

初年度参加した時は、個人事業主として編集業を営んでいました。その頃に、何をしてもダメだった我が子の湿疹を改善させた「ビワの葉」との出会いがあり、植物の力を世に広めたいという思いで本プログラムを受講しました。2019年度は製造前の商品開発を個人で進めつつ、SNSで植物セルフケアの発信をしながらファンづくりを行いました。2020年度のギフトショーで商品を初披露し、お客様の反応をみながら最終調整した商品でクラウドファンディングに挑んだのが今年度の参加当時でした。実際に商品が動き始めたため、具体的な伴走支援を受けたいと思い参加しました。

影響を受けたプログラムと変化

大事なターニングポイントでヒントとなる言葉を事業経験者のお二人からいただき、自分では気づかないところに気づかせてもらいました。初年度に言われた「商品作りの前に顧客づくり」で、まずはSNSで発信をスタート。また、「事業とは市場をみること」と講義で教わったことで、オーガニックベビースキンケアはあまりにニッチということにも気づきました。私が作ろうとしていたものは大人の肌の課題解決にもなるものだったこともあり、子どもも大人も使えるスキンケアブランドを志すことに。 また、開発中、全てにこだわりすぎて原価が高騰していた際、「作品をつくるな、 商品をつくれ」と言われ、価格・利益・原価のバランスを考えるきっかけになりました 。販売前に法人化を勧められた際は、正直意味がわかりませんでした (笑)。法人化はブランドが軌道に乗ってからと思っていたので。しかし、個人事業と比べ法人は事業計画や会計が問われるため、事業への臨み方に変化があり、結果的に法人化してよかったです。

今後の展開

12月の公式発売でクラウドファンディングからのリピート購入率と定期購入率が想像以上に高く、手応えを感じています。おぼろげながらもロードマップを描き、今後3年で売上5億円を目指したいと考えています。そのためには自分の周りだけではなく、多くの関心のある人に広げていく必要があるため、デジタルマーケティングに本腰を入れ、今後は資金調達や仲間づくり、組織開発、新商品開発に取り組んでいきたいと思っています。
これまでの3年間は0→1のフェーズ。これからの3年間は1→10のフェーズ。マインドもやり方も変える必要があります。1→10にしていくには一人では無理です。お金も人もいるということが、今ようやくわかってきました。まずは数字を描いて、どのくらいのお金とどのような人が必要かをイメージし、これからさらに発展していきたいと思っています。