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スタートアップ共創促進事業「NAGOYA INNOVATION GATEWAY」イベントを開催!

参加者募集 お知らせ NAGOYA Innovation Gateway

2023.09.15

 名古屋市では、スタートアップ・イノベーション拠点間の連携や拠点を活用する企業等の共創を促進することを目的としたスタートアップ共創促進事業「NAGOYA INNOVATION GATEWAY」を令和2年度から実施しています。
 今回は、最近スタートアップ支援に関する報道等で耳にする「インパクト投資(経済的リターンと社会的リターンの両立を目指す投資行為)」や「フィランソロピー(社会的インパクトの創出を目的とした寄付または助成行為)」といった概念やトレンドの資金調達方法について、起業家や投資家、その他スタートアップエコシステム関係者等と共有し、起業家を生み出すエコシステムの多様化を図るため、以下のとおりイベントを開催します。貴重な機会ですので、多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

1.イベント概要

テーマ

IPO起業家が挑む、インパクト投資の限界を補完する「フィランソロピー」の価値

日時

令和5年11月7日(火)18時30分~20時00分

場所

オンライン(Zoom)

スケジュール詳    細

18:30 オープニング

18:35 講演「新時代のフィランソロピーを体現する~Speee上場を経てSoil創設に至るこれまでとこれから~」

  ・一般財団法人Soil 代表理事 久田 哲史 氏

19:20 公開メンタリング(当地域のスタートアップ2社の事業ピッチ及び久田氏によるメンタリング)

  ・ジークス株式会社 CEO 村上 嘉一 氏

  ・株式会社Nocnum 代表取締役CEO 大森 美紀 氏

19:55 クロージング

20:00 終了

対象

起業家及び起業予定の方、資金提供者(投資家や金融機関関係者等)、行政や大学のスタートアップ支援担当者、その他スタートアップエコシステム関係者 等

定員

先着100名

参加費

無料 

申込方法

ウェブサイトから事前申込

2.テーマ背景

 昨今、「インパクト投資」は国内外を問わず拡大傾向にあります。内閣府の「経済財政運営と改革の基本方針2023」(骨太の方針)においても「インパクト投資」や「ベンチャー・フィランソロフィー」について言及されています。しかしながら、「インパクト投資」はあくまで経済的リターンを求められる資金であり、短期的な収益化が容易ではない事業への資金供給が不足しているのが現状です。一方で、IPO起業家等が社会的インパクトの創出を目的に寄付または助成を行うことで資金の流れを生み出す「新しいフィランソロピー」の動きが生じ、起業家を創出するエコシステムの多様化に繋がると期待されています。

3.講師プロフィール

講師

株式会社Speee取締役ファウンダー、株式会社Datachain代表取締役、一般財団法人Soil 代表理事
久田 哲史 氏

詳細 愛知県渥美町生まれ。名古屋大学在学中に株式会社Speeeを創業し、代表取締役に就任、その後、新規事業創出に専念するため取締役ファウンダーに就任。2020年にSpeee社が東京証券取引所JASDAQ市場(現:東京証券取引所スタンダード市場)へ上場。ブロックチェーン事業を主軸とした株式会社Datachainを設立し代表取締役に就任。2023年1月に一般財団法人Soilを立ち上げ、代表理事に就任。

4.参考

●「NAGOYA INNOVATION GATEWAY」について                 
 本市には、なごのキャンパスやイノベーターズガレージ、Nagoya Musubu Tech Labなどのスタートアップ・イノベーション拠点が複数あり、近年、スタートアップ・イノベーション創出の機運が高まりを見せています。この機運をさらに盛り上げていくためには、各拠点間の連携を図り、共創を促進していくことが必要不可欠です。「NAGOYA INNOVATION GATEWAY」では、拠点間を有機的に結び付ける役割の「名古屋市共創促進コーディネーター」を設置し、イベントの開催等を通じて、拠点間連携や人材・ナレッジの相互交流を活性化させ、企業同士が共創し、スタートアップが成長しやすい環境を整えています。